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2019.12.28

ブログ

ワーケーションの表と裏の顔【弊社で実施して分かったメリットデメリット】

「ワーケーションをぜひ自社でも開催してみたいが、実施することによる良い面と悪い面の両方でバランスとって考えてみたい」と検討している担当者へ向けて記事をまとめました。

実はフリーランスビレッジ(弊社、一般社団法人ドットテック )では以前、逗子にてワーケーションのイベントを開催しました。

無事に参加者にはワーケーションをイメージしてもらうことができたのかなと思います。

弊社のイベントで実施した逗子でのワーケーションで体験者からは以下のポイントで良かったという感想をもらいました。

・むしろ移動中に頭の中が整理できた
・リフレッシュできたし作業しやすい場所だったらどこでもいつも通りに仕事できる
・クリエイティブな仕事と相性が良いと実感できた

こうしたメリットがあった一方で、ワーケーションを実施した弊社がワーケーションの表と裏の顔について理解できるような形でワーケーションのメリットデメリットを解説します。

「社員のやる気もあがって皆んなが生き生きと働いてくれるようになる。」というイメージが強いですが、その裏の面についてもクローズアップしました。

ワーケーションで生産性が高まる?の本当

ジョージアのゴリ
1ヶ月作業で引きこもった後に行ったジョージアのゴリ

「ワーケーションっていつもと違う環境で働けるから気持ちを新しくして作業できるから捗りそう」

上記のようなイメージをお持ちかもしれません。

表:生産性が21%高まる調査結果

米GALLUP社調べによると、エンゲージメント率の高い社員は通常の社員よりも21%高い生産性を有していて、生産性以外にもプラスの効果を生んでいます。

「この会社のために働きたい」と思える環境を提供する手段としてのワーケーションはおそらく上手く企業内でマッチさせることで生産性UPへ繋げられることでしょう。

裏:染み付いたワークスタイルからの適用の困難さ

今まで長年、会社へ勤めて働くことに慣れ親しんだ人がいきなり、「ワーケーションやるから休暇と仕事を同時にやりながら働いても良いよ。」

と曖昧なことを言われて実践できる人はどのくらいいるのでしょうか。

最初の数ヶ月はとりあえず楽しく、モチベーションは上がるかもしれませんが長期的にそのワークスタイルは果たして社員に適用できるのかどうかは微妙なところかもしれません。

また、生産性が高まるよと言ってもエンゲージメント率の上昇に繋がる形でワーケーションを実施できないといけません。

体を動かす仕事や慣れない外の環境によって気が散る職種やタイプの人にとってはマイナスに働くこともあります。

どんな人が効果的で、どんな職種で相乗効果が起こりやすいのか、さらに視野を広げるのであれば、一部の社員がワーケーションを実施してもらうのを見た周りの社員のモチベーションへ悪い影響を与えたりしないのか。といったところまで考えないといけないかもしれません。

ワーケーションで本当にリフレッシュできるのか

半飼いされているジョージアの野良猫
半飼いされているジョージアのとあるレストランの野良猫

「リフレッシュと言っても、リフレッシュし過ぎたらただの休みで終わるのでは。」

ついつい遊び過ぎてしまい会社の売り上げにとってはただ、マイナスに働いてしまう可能性もなきにしもあらずでしょう。

表:新鮮な気持ちになってクリエイティブなことをしたくなる

環境次第でアウトプットがまるで変わってしまうクリエイティブ路線の人たちに とっては良いことかもしれません。

プログラミングやデザイン、アートよりな仕事はその時々の気持ちや集中力で生産性はまるっきり変わります。

より気分がクリエイティブな気持ちになるのはいつもと同じ通路や社内か、外部環境なのかどっち、という話であれば多くの人は後者を選択するように思います。

江戸時代の文豪たちも温泉区域に集まって執筆をしていたそうで、ワーケーションという言葉が流行る前から実施している人たちは昔から存在していました。

裏:仕事と遊びの境界線がなくなってさらに逆に辛くなる

アメリカ企業の口コミ系の求人サービスGlassdooorによるリモートワークの調査があります。

5人のうち3人が休暇中にもある程度働き、4人に1人が休暇中に仕事の連絡を同僚から受け、5人に1人は上司から休暇中に仕事の連絡をもらったという統計になったそうです。

リモートワークのおかげでオフィス面積などを節約することができますが、労働時間が長引いてしまうことが嫌な従業員にとっては離職のきっかけとなる可能性もあるでしょう。

ワーケーション導入の際に考えておきたい7つの課題より

リフレッシュのつもりが、休みを一切感じられず24時間常に仕事を意識しないといけなくなるかもしれません。

プライベートと趣味を完全に分けた方が自分の生活にはぴったりな人にとっては帰って辛くなる可能性があります。

新しいアイデアは生まれやすいのか

「変化の激しい昨今で、会社をより成長させるために必要なのはアイデアだ。ワーケーションを通じて次の事業の発展に繋がる可能性はあるのだろうか」

ワーケーションのメリットとしてよく語られるのはアイデアですね。

表:新しい環境が新しいアイデアを生んでくれる

「ワーケーションを通じて新しい環境で新しいインプットが入り、結果として新しいアイデアが生まれてくる。」

確かにそのような効果はあると思います。人がアイデアを思い浮かべる際は4Bと呼ばれる環境「バス(シャワー)」「バス(乗り物)」「ベッド」「バー」などとリラックスしているタイミングです。

ワーケーションに関しても新しい環境でゆったりできるとアイデアも同時に生まれてきやすいでしょう。

裏:アイデアを普段から思いつこうとする体質でないと生まれてこない可能性

新しいことを良く思いつくという人はワーケーションでなくとも普段からアイデアのセンサーを働かせているものだと思います。

この記事を書いている僕自身は、世界中を回りながらインスピレーションとまでは言わないものの、行く先々の場所でアイデアが割と突然降ってくるのでメモをよくします。

ですが、周りの同じ旅人路線の人でも同じことをやっているのかといえば、割とそうでもないと思います。

日常的に問題意識を感じたり、新しくやりたいことを覚える感受性みたいなものを育てていこうとする意識がない人だと働く場所を少し変えたくらいで新しいものは思いつかないんじゃないでしょうか。

(アイデアといっても複数種類あるのでひとえに言えないですが)

ですので、新しい街へ出かけても問題意識や、新しい発見、それらを会社の利益と現実的な路線で結びつけていけるほどのアイデアまで、となるとワーケーション以前にもともとの素養や習慣のある人でないと期待できない可能性はあるでしょう。

その他のワーケーションのメリットデメリット

あとは表と裏ではなくシンプルにメリットとデメリットをリストアップしました。

ワーケーションのメリット

・地域に根ざした課題への取り組みへの繋がり
・休暇取得率のUP
・社員のエンゲージメント率(会社へ貢献したい気持ち)のUPへ繋がる
・地域や自治体との繋がりを育む
・社員の自律性を育む
・海外への進出のきっかけとなる(駐在員候補を探せる)
・企業として働き方改革をしているアピールができる
・企業イメージの向上により人材確保に繋がる

うまくいけば、社内の問題の解決と同時に、時代に適した人材を集めるために、新しく社員になる人たちへ向けてアピールもできるでしょう。

ワーケーションのデメリット

・移動や滞在先に対する費用がかさむ
・社外で人を働かせるための詳細な取り決めや規定作りが必要
・社外に会社の情報を持ち歩かせるセキュリティ上の心配
・企業からバケーション先を決められることでリラックスできない恐れ
・相性が悪い可能性
・進捗管理やマネジメントの困難さ
・労働時間が曖昧になる

休暇と労働とで曖昧な部分を残すことで生じる問題に対して柔軟に対処しなくてはならないマネジメント層の人も増えます。

生産性が成果に結びつきやすい職種であれば評価しやすいですがチームが基本の企業であれば企業へどのくらい貢献したのかはなかなか数字にできないでしょう。

また、これまでの企業文化にはない考え方を取り組むことで、肌に合わない人や反感を買ったりと、印象を悪くする可能性もあるかもしれません。

まとめ

ワーケーションはとっても面白いし、これからの働き方で無視できない手法かもしれない一方で、必ずしも三方良しになるのかどうかはケースバイケースである。

と結論付けました。

新しいアイデアを求めるのであれば別の手法もありますし、リフレッシュを求めるのであれば社内でできる手法は色々他にあるでしょう。

流行りだからと取り入れずに、社内のどの問題にアプローチしたいのかで取り組んでみるとより良いかもしれません。

フリーランスビレッジでは不定期でワーケーションのイベントを開催。もし、協同で試験的に実施を行ったり、企画をしたい場合はお気軽にHOME画面にあるお問い合わせにご連絡ください。

この記事を書いた人

よしいたけ

よしいたけ

海外ノマド歴3年目のよしいたけ。海外の複数拠点にしつつ個人でEC物販→メディア運営→Web制作を経験。Reactを用いた個人サービス開発を行う傍らでWebライティング(テック分野など)や、運営サイトの収入、サイト運営代行、Web制作系の受託などの複収入で生計を立てながら理想のライフスタイルを追求をしている。

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